LUNGSのお話していい?いいよ。
LUNGS 2021.12.21 マチネ 観劇してきました。
凄かった。本当に凄かった。
全くまとまらない感想だらけだけどどうしても文字にして記録しておきたかったので、久々にブログを書きました。( ˆᴗˆ )
駅から歩いてグローブ座に着いてLUNGの大きなポスター(?)を見た瞬間息を飲んだ。
よくTwitterで見る風景が自分の目の前に広がっていること、凄く感動したし「ついに観れるんだ……!」って心臓が震えた。
個人的な話、舞台の観劇が初めてで、尚且つ自担である神山さんの演技を生で直接観るのも初めてだったから、よりドキドキが止まらなくて。グローブ座まで行くのに山手線乗ったんだけど、最寄りの新大久保駅に近づくにつれて緊張増していって心臓ぺしゃんこになるかと思った……………。
会場に入った瞬間、視界に飛び込んでくる灰色の円形のステージ。LUNGSは特に座席が特殊らしくて、ステージをぐるりと囲むように座席があった。
凄い。(語彙力行方不明)
私は1階上手側の座席だったんだけど、近い。近すぎる。意味がわからない近さだった。今思い出しても近さに発狂しそう。
お二人のあんなシーンやこんなシーンがあるのも事前に情報収集してたから「こんな近さで浴びてしまって大丈夫かしら……😷」とか、考える必要のないことをずっと考えてた。始まった瞬間、そんなこと考える余裕もなく一気にLUNGSの世界に引き込まれて100分経ってた。
あと、息遣いまで聞こえてきそうな距離感で、臨場感が凄かった。
奥からお二人が出てきた瞬間、鳴り止まない拍手。
とても腰が低くて、ペコペコペコペコと会釈をするお二人。
大千秋楽に向けておセンチになってる神山さんに対して、そんなに実感がない佳恵さん。始まるまでの時間が長いと緊張する佳恵さんに対して、始まるまでの時間が長いほど緊張がほぐれる神山さん。
お二人の関西弁の掛け合いが可愛かったし癒された。過去一長かったらしくてみれてよかったなあ。うぅ。
佳恵さん華奢だしお綺麗すぎーーーーーーー!😭SNSで見てたお写真の5億倍お綺麗だった😭そんで噂には聞いてたけど佳恵さん髪の毛サラッサラすぎ😭ヘアケア剤何使ってるんだろう〜。教えて欲しい本当に。
毎回思うけど、神山さんが登場して神山さんをこの目で見た瞬間「ああ生きてる………神山さん生きてる………」って一人でワナワナしてた😭そんで神山さんはとても華奢な佳恵さんと並ぶと、WESTといる時の神山さんより大きく見えて分厚くてゴツくてものすごく""男""だった😭本当にかっこいいなあオイ😭
〜本編のお話〜
Wの
「赤ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!」
で始まる本編。
スタートからトップギア。
お二人ともスイッチの切り替えが凄すぎる。
良い意味で「さっきワイワイお話してた人と本当に同一人物?」って目を疑った。
神山智洋さんと奥村佳恵さんじゃなくて、MとWになった。一瞬で。
凄すぎる…………………。
1秒たりとも目を離せない100分だった。
休憩無しの100分と聞いていたから「100分ぶっ続けで演じるお二人も、観劇する側も、途中で疲れちゃって息切れしてしまうのでは?」と甘ったれた考えをしていたのが本当に恥ずかしい。くぅ。実際は全然そんなことなくって。
お二人の膨大なセリフ量と、次々と移り変わっていく場面、気迫溢れる演技を観ていると、LUNGSの世界に入りすぎて呼吸するのも忘れそうで。
衣装が変わったり照明が落ちたりという場面転換のキー(?)が無くて、休む間もなく次々と場面が移り変わっていく。
私はあらすじとかレポとかどんどん漁って読んで大体の流れを頭に叩き込んでから観劇したから、ストーリーの展開の速さにギリギリ何とかついていけたかな〜って思ってる(時々置いてかれそうになってたけど)。
一緒に観劇した友人はあらすじもレポも読まないで臨んでたけど、終演後「ちゃんとストーリー理解出来たよ」って話してて、お二人の演技力の高さをひしひしと実感した。
凄い。
私の中で、流産発覚からの時間経過を表現するシーンが忘れられなくて。
Wはステージに座り込んで悲しみにくれてて、Mはそれを乗り越えようとしながら円形のステージの端を歩きながらWに声をかけ続ける。
Wが座り込んでるステージは反時計回りに、Mは時計回りに歩く。
Mが時計回りに歩いてたのって、時間は経過していること、進んでいること、時の流れは待ってくれないこと、を表現しているのかな。
Wが座り込んでいるステージが反時計回りだったのは、前に進めないからなのかな。
と思った。鳥肌。
あと、WはただMに傍にいて欲しかったんじゃないかなって思う。
声をかけ続けてくれるのも良い(?)と思うんだけど、何も言わずに傍に居てくれると「ひとりじゃない」って安心することもあるから……………。
Wの
「私エッフェル塔を産むことになるんだ。」
というセリフもとても印象に残ってて。
本当に超個人的な話、将来結婚したら絶対に子供は欲しいと思ってた。幼い頃なんて、結婚したら子供を産むなんて当たり前なことまで思ってた。
でも子供が産まれることで地球環境への影響なんてこれっぽっちも考えたこと無かったから「こういう考え方もあるんか…………!」ってなったし、Wが子供を産むことに対してMみたいに積極的になれないことも分かった気がする。
あと「先天性の疾患を患った子供を産んだらどうしよう……」みたいなシーンもとても印象的。
パンフレットに載ってるセリフなんだけど
「私たちのだから、私たちの一部だから私たちはそれを愛するようになるし、そうだよ、私たちは愛するようになるたとえそれがたとえ たとえどうでも。」
ってWが話したの。
母親としての強い覚悟というか………なんか全然まとまってなくて上手く言えないんだけど、このシーン思わず泣いてしまった。
医療系の勉強をしている身なので、人工妊娠中絶のこととか先天性疾患のこととかも勉強してて………。
人工妊娠中絶をするから悪いとか、人工妊娠中絶しないから良いとかじゃないのは重々承知なんだけど、個人的にどうしても人工妊娠中絶に悲しいイメージを抱いてしまう。
Wがこういう風に考えてることとか、考えていることをどストレートにMに伝えてたところとか、とにかく鳥肌が止まらなかった。
なんだか勝手にこのテーマが身近に感じてしまった。
ほんとうにここ上手くまとまらないからあとで編集しよう…………。
胎動を感じてMが喜びのあまり大暴れするシーン。前髪も大暴れだったから手櫛で治すM。前髪直してる姿はもうMじゃなくて神山さんだった。
神山さんの衣装のフードを被せ続ける、カオナシの佳恵さん。「明るいカオナシみたいやな。」とつぶやく神山さん。神山さんんの隣でカオナシのポーズを披露する佳恵さん。ここもWとMじゃなくて、もはや佳恵さんと神山さんの掛け合いだったな……。
このシーン達、お二人とも面白すぎて、可愛すぎて声出た。悶絶。
全公演のアドリブシーンまとめほしい。(強いまなざし)
Mが職場の女性とキスしたことをWに話してるシーンで「オーーーイなんでWに言うんだよーー!なんも隠しておけばいいのに!」って思ってたけど、今考えると、Mは隠し事を出来なくて解決策をWに示して欲しくて話したのかなって思う。
浮気して職場の女性とキスするとか、フィアンセがいるのに久々に再開したWとすぐそういうことするとか
「絶対許せん!!!!クソ男!!!!!!!!!」
って声を荒らげたい部分が多々あった。
(とんでもない言葉遣いでごめんなさい)
けどMは良くも悪くも真っ直ぐだし、どんな時もWの話を受け止めて頑張って向き合おうとしていたし。一概に「クソ男」って言えないかも……………って思った。
どんなときもWに向き合おうとする姿を見ていて、Mが抱いているWへの愛の深さが計り知れないなぁと。愛が深すぎて。
もし今の自分がWのように思うがまま自分の気持ちを言葉にしたら、それを受け止めてくれる人はいるのかな〜なんて思った。
MとWの関係性を羨ましく思うと同時に、なんだか少し寂しくなった。
2人の間に子供が産まれてからのストーリー展開のテンポが凄かった。トントントンと場面が移り変わっていって。
Mのお墓の前でWが話しかけているラストシーン。
Wには照明が当たって影があるのに、Mには照明が当たっていなくて影がない。
直接的に「死」というワードが出さずに、Mの「死」を表現していてものすごく鳥肌が立った。
Mの優しい笑顔と柔らかい眼差しはWに注がれていて。Wの温かく優しい声はMに届いていて。
またまた、二人の関係性がとことん羨ましくなった。
あと、妊娠が発覚したシーンや流産が発覚したシーンも直接的な表現は無かった気がする(曖昧な記憶)。
妊娠が発覚したシーンの照明や音楽がとても神秘的で、さらにグググッとLUNGSの世界に引き込まれた。
今まで以上に、人との関係を大切にしよう。
今まで以上に、人と話すことを大切にしよう。
色々と考えさせられる舞台だった。
観劇後数日経ってるけど、ふとした時間に色々と考えてしまう。
それだけ自分に刺さってるんだなあと実感してる。
この歳で、LUNGSという舞台に出会えて本当に良かったと思ってる。
きっとこの先、今感じてる以上に「LUNGSに出会えて良かった」って思う瞬間がやって来るんだろうな。どんな未来が待っているか分からないけど。
今回観劇して感じたこと、考えたことを胸にしまって大切にしながら生きていきたい。✌🏻
約2ヶ月間 全33公演
本当にお疲れ様でした。そして完走おめでとうございます。
ありがとう!!!!!!!